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海外生活体験談の投稿型サイトを作った理由

海外生活体験談の投稿型サイトBound to Boundをリリース

海外生活体験談の投稿型サイトBound to Boundをリリース

海外生活のリアルな体験談を発信する投稿型サイト【Bound to Bound】をリリースした。

コンセプトは「海外生活のリアルな体験談を届けるサイト」という至ってシンプルなもの。

誰でも寄稿することが可能で、どんなネガティブな情報でも、馬鹿馬鹿しい内容でも構わない。

掲載条件はリアルな体験談であることのみ。

プロのエンジニアやライターが寄稿者の文章を多くのユーザーに届くよう最適化・校生をし、個人の情報発信がなかなか世に広まらない現状に有志のボランティア達の力で挑戦をしていく。

金銭での利益ではなく、あくまでリアルな体験談を発信することを目的としています。

リアルな情報 が届いているか

イベントのフライヤー

※イベントのフライヤー

ワーホリ(ワーキングホリデー)ビザでカナダに滞在していた頃、こんな話をよく聞いた。

「もっと早く海外生活をスタートしたかったけど200万円貯めるのが大変だった!」

飛行機代や海外保険、語学学校代、ホームステイ代、生活費を合わせても50万円程しか用意しなかった僕からすると、意味がわからない話だった。

聞いていると、どうやら留学エージェントに多額の手数料を支払っているということだった。

そもそもワーホリで海外生活をする為に、留学エージェントを通す必要などない。

それでも、エージェントを通さなければ留学やワーホリに行けないという誤認をしている人が多いのが現実。

何故か?

ワーホリについて検索すると、留学エージェントのサイトばかりが上位にヒットするということが大きな要因の1つだと気付いた。

読んでみると、兎に角ポジティブな事ばかり書いてある。

海外で生活するってそんな素敵なことばかりではないはずなのだが…。

嘘だとは言わないが、利益を生み出すためのとても偏った情報のように感じた。

しかし、当時は検索システムの仕組みはもちろん、アルゴリズムもSEOも聞いたことすらなく、当然、サイトを作るという選択肢すら持っていなかったので尊敬する人物の経営する留学エージェントにスポンサーに付いてもらい、東京にてイベントを開催するようになった。

毎回多くの人が集まってくれていたが、それでも情報の伝わる範囲に関しては限界も感じていた。

なんとなくかっこいい海外情報ばかりが流れるSNS

それっぽく撮ってみたけど違うかな

僕がカナダでの生活を終え、ウェブ業界で働き始めた2013年頃からキュレーションメディアやバイラルメディアと呼ばれる、海外の記事を翻訳したり、話題の情報をまとめただけのサイトが流行り出した。

代表格の一つとしてTABI LABOさんはこれでもかというくらい「なんとなく」かっこよくて大好きでした。デザイン面では今でもよく参考にさせてもらっています。(海外サイトの記事を盗用していたことで問題にもなったが)

しかし、結局のところ、バックボーンを微塵も感じることのできない「とりあえず引用しておけばいい」という情報ばかりがFacebookやTwitterのタイムライン上に流れるようになってしまった。

シェアされる事を目的としたなんとなく素敵な内容に、お洒落なサイトデザイン、加工されすぎて実物からかけ離れた写真、それっぽいタイトル。

実際に読んでみると面白いものも多いし、世の中のニーズには合っているのを感じるが、なんだかとても気持ちが悪かった。

人生や日常の素晴らしさを発信してくれる素敵なメディアであると同時に、書き手の経験したストーリーでもなければ、聞いた話ですらない、どこかに落ちていたものを無理やり綺麗に見せているだけのもの、そんな印象を持った。

そして、リアルな体験に基づく、在り来たりだが在り来たりだからこそ本当に価値のある記事がSNSで流れることは少ない。

特別ではない経験談がSNSで拡散される事は難しい。

渡航前に本当に知りたかったことは何だったかな

一人の人間の人生における1ページなのだからつまらなくていい。

少なくとも今後の海外生活を考えている人や、海外生活の中で悩みを抱えている人にとっては、特別ではない在り来たりな情報こそが、渡航前に海外生活をイメージするために役立つのではないかと考えている。

しかし、そんな特別ではない「在り来たりな体験談」は前述のとおりSNSを開いていればタイムラインに流れてくるわけでもなければ、能動的に探したとしても、すぐには見つかりづらい。

何故なら、前述の通り検索時に多くの人が頭に浮かべるビックワードは留学エージェント系の企業が支配しているからである。

それは海外生活ネタに限らず、どこの業界も同じことだろう。

企業が多額の金額を使いSEO対策をしているのだから当然であり、その恩恵を受けて生計を立てている僕が批判をするつもりはない。

しかし、検索ではSEO対策に多額のお金を使っている企業サイトの情報で埋め尽くされ、SNSでは拡散を目的としたドラマチックで上っ面な記事(のように感じてしまう)ばかりが目に入り、特別ではないが「特別でないからこそ実際に海外に出る人にとって価値のあるリアルな体験談」が届かない現状は、とてもツマラナイと思うし、ウェブの世界がこんなものであって欲しくはないなー、と。

そんな思いを動機にし、カナダで出会った友人に声を掛けプロジェクトをスタートさせた。

個人のブログじゃ届かない

サイト作成風景(メルボルン)

※こんな感じで作業してます

では、キュレーションメディアや留学エージェント系の企業しか海外情報を発信していないのか?

当然、多くの人がブログでリアルな体験談を発信している。

海外に移住している人も多くの発信をしているし、留学やワーホリ、世界一周の期間だけブログを始める人も沢山いる。

しかし、残念なことに大抵の人はSEOを始めウェブの仕組みを理解していないので多くの人に読んでもらうことは難しい。

仮にそれなりの検索順位に表示されるブログであっても、更新が途絶えればいずれ検索順位の圏外になってしまう。

せっかくの情報がただただ埋もれ、結局は企業が留学や旅行を斡旋するため情報ばかりが検索順位の上位に表示され続け、リアルな体験談が届くことはない。

しかし、もし個人がバラバラに発信している記事が一つになれば??

一人の発信では届かないものが、協力し合えば届けられるようになる。

質の高い情報が多くなれば多くなるほどサイトの力は強くなる。

もちろん自分のブログにも来て欲しいという寄稿者も沢山いるので、BoundtoBound内に寄稿者のブログを紹介する欄を設けている。

あくまでも目標は個人のリアルな体験談がしっかり届けられるウェブの世界に近付けることなので、BoundtoBoundを通して寄稿者のブログファンが増えてくれればそれに越したことはない。

だからBoundtoBoundでは…

boundtoboundlogo

どこの誰が撮影したのかも分からないお洒落な写真を用意しなくていいし、もちろん絶景なんて行かなくていい。素晴らしい活動や特別な経験でなくていい。

下手くそな撮影でいいし、愚痴やネガティブな情報でもいい。

時には見栄を張って記事を書いてしまうこともあるだろう、それでもいいと思います。

読んでワクワクするものではないかもしれないが、そんな真っ直ぐな体験談が届いてもいいんじゃないだろうか。

それは素敵な海外生活を過ごすための解答用紙じゃなくていい。

そんなものは自分で探すしかないのだから。

ただ、しつこいようだが企業が利益を生み出すために作られた偏った情報ばかりが検索順位上位に表示され、上っ面の情報がSNSで垂れ流される現状を面白いとは思えない。

そんな青臭い理由で運営されているサイトに寄稿される実体験に基づいた真っ直ぐな情報が、いつかキュレーションメディアやバイラルメディア、そして留学エージェント等の企業サイトと同じくらい、ユーザーに届くようになると、留学・ワーホリ・海外就職業界、そしてウェブの世界の在り方も面白くなるのではと思っている。

PS.僕自身もたまに記事を投稿しています。

Bound to Bound

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代表中二病社会学会
WEB関係の仕事と並行し、若者の人間行動学に関する仕事をしています。 他、新宿にてイベントBARを三店舗運営。中野にてシェアハウスを運営。

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