10年越しの僕のハンバーガー屋が始まる
10年前(大学生の頃)からいつかやると言っていたハンバーガー屋がついにOPENする。
ので、なんだかブログを書きたくなってきた。
今の自分の状況を、たまにしか見直さない手書きの日記ではなくブログに残しておきたいなと。
WEBの仕事で独立してから一年以上経つので、独立とか起業とかそういうドキドキがが産まれないのは分かっていたけど「ついに、ハンバーガー屋を始めのか」というどこか他人事のような不思議な気持ち。
会社印も届いているし、来週に登記申請…。融資も物件の申し込みも進めている。
それでもまだ実感がないのかな。頭では分かっているんだけどまだ心が追い付いていない感じ。
相変わらずのんびり生活をしているけど、この時期になったらもっとバタバタしてそわそわするのかなと思っていた…
先月は色々な会計事務所と打ち合わせをしたり、何社かの施工業者と連絡を取り合ったりと忙しかったけどひと段落という感じ。
メニューはまだ確定ではないけど、自家製野菜ペーストも自家製クリームチーズも、パティもサイドメニューも形にはなっている。
あとは何だろう、ロゴはランサーズで依頼中で、内装に関してはDIYで対応する箇所が多いからそれがどれだけやれるかは心配。
何より、築50年の古い物件ということで借りてからの設備面もとても心配。
ああ、ホームページは作らないと。
うん、しっかり準備しなきゃいけないことはまだまだたくさんある。
でも、僕はきっと大丈夫な気がしている。
厳しいことは嫌というほどあるだろうけど、自分らしくやりきれる気がする。
1年遅れのOPEN準備期間で得たものは多い
今回のプロジェクトに当たり僕と北見で200万づつ貯めて計400万円の資本金(+融資400万円)で始めようということで2017年の9月から8万5千円のぼろい家で二人で生活している。
始めの頃は週一回のミーティングで今年の3月から週2回に増えて、今月からは週3回に増えた。
もう少し前から週2くらいで色々纏めておくべきだったと思う。
本当は20代のうちにお店をOPENしたいと考えていたから、去年の春(遅くても11月)までにはOPENしたかったけどね。
北見が予定通りお金を貯めれなかったこともあり当初の計画から1年遅れのOPENとなる。
今回こうやってお店開業の準備を進めてきて、具体的にいろいろ進めてきてもうすぐOPENという状況になって分かったけど、始めようと思えば去年の春の時点で始められたんだなあと。
去年の春の時点で僕は200万円は貯まっていたし北見も100万くらいはあったから資本金300万円で融資500万円を借り入れて800万円でOPENすることは可能だった。
けど、やっぱり最初に決めたことを北見にやらせることはOPEN前のとても重要なことだと思った。
そして、1年経った今それはとても重要なことだったと思う。
この1年で20回くらいの試食会を開催して自信も付いたし、色々なアイデアも思いついたし、個人事業主としてもいろいろなことを学んだし、単純に預貯金も増えた。
僕はもう30歳になってしまい20代のうちにお店をOPENするという漠然とした期限設定は過ぎてしまったので計画の実行性は反省しないといけないけど、振り返ってみると意味のある1年で良かったと思う。
もちろん、もう1年準備をすればもっと良くなるかもしれない。
けど、そうでもないかもしれない。それが分からない。今更こんなことを言っても仕方ないけど、本当に今がベストのタイミングなのか…。
事業を始めるタイミングというのは本当に難しいなあと思う。
もう1年準備しても良いだろうとも思うけど、少しでも若くて体力のあるうちに挑戦したほうがいいのかな?
今の自由で金銭的にも余裕があって、「いつかハンバーガー屋をやりたい」なんて目標のある感じの時間を手放すのは惜しいけど…
やっぱり厳しいプレッシャーの中で思い切り挑戦している方が得るものは多いし、高いところを目指すならあんまりダラダラしていられない。
これから最高の時間が続くのならばもっと早く挑戦しておけばよかったと思うだろうしね。
事業を始めるタイミングの正解はだれも分からない
思えば本格的にハンバーガー屋をやろうと決意したのは6年も前でカナダで生活していた頃のこと。(大学生の頃から漠然とは考えていたけど実現する目標になったのはこの頃から)
帰国後はWEBの勉強をしたいと思ってそれから5年間続けてきたけど、そっちの道に行かずに3年くらい飲食店で修業しながら200万円貯めて金融政策公庫から500万円くらいの融資を受けて計700万円で小さなお店を始めようと考えていたら27歳くらいでOPENしていたんだろうな。
まあ、実際は結婚して離婚して、オーストラリアに行ったり、東南アジアを旅したり、色々お金を使ったからなあ…。
そういうことが全部なければ始められただろうけど、けどそういうことがあって(とても当たり前の話だけど)今の自分なんだなと。
子供がいなかったら子連れのお母さんも来やすいお店にしようなんて思わなかった。
オーストラリアで食文化に触れなければ健康的なメニューを出したいなんて思わなかった。
WEBで独立できるくらい経験を付けれたから飲食業がうまくいかなくてもやっていけるという余裕が出来た。
サラリーマン期間は出世したり、働いている会社の倒産なんかもあったり、色々な経験を積めたので、何があっても大丈夫に思えるくらいには自信が付いた。
20代のうちに始めるという漠然とした想いよりも、その期間に得られたものの方がずっと意味があったように今は思う。
さっきも書いたとおり、むしろもうちょい色々経験を積んでからでも良いと思うくらいなんだけど、でも同時に遅すぎるようにも感じる。
まあ、タイミングがどうこう言ってもそんなのは誰も分からないことだし、もういいや。
自分なりにハンバーガー屋を意識して10年間を過ごしてきたし、今の自分に自信もある。
僕はこれまでの経験や思いを信じて、そして、もっもともっと貪欲に、そして自由に、この1号店から世界に出よう。
まだ法人化も済んだわけではないし、物件の契約も結んだわけではない。融資も100%通るわけではない。
これからの数日でどうなるかは分からない。
まあ、うまくいかないことがあっても、それならそれで仕方ない。
足りないものがあるから始められないのだということでそれを埋めるために時間を使っていくだけ。
そうやってまた僕の時間はだらだらと続いていくのだろう。

KKK

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