中二病本能は制御不能
スタバでMacBookを開く若者を簡単に中二病患者(大二病)と断定してしまう風潮を感じるが、実はそんなに簡単なものではない。
私は自他共に認める中二病患者であるが、MacBookを持っていないし、スタバには行かない。今回は、その理由を記していこうと思う。
一年ほど前、新たにノートPCを購入する必要があった。
デザイン業務をすることは少ないので、Macに対して大した拘りはなかったが、気軽に持ち運べるという点では確かに素晴らしい。
しかし、MacBookの値段を考えて、諦めたという金銭的な事情があった。
悩んだ末、自分の中でコストパフォーマンス面や、ブランドイメージなど諸々折り合いがついたのはhpだった。
それから二週間ほど、価格ドットコムで最安地の変動を見守っていた。
そして、よし!ここだ!と確定ボタンを押しかけたところで、手を止めた。
私は、気付いたらVAIOを注文していた。
結局のところ、MacBookを買うのと同等程度の金額になった。
つまり、単に金銭的な事情や、コスパの問題でもなく、精神的な要素が関わっているのだ。
日本男児は黙ってVAIOという形の愛国心
私の心の奥底に眠るSONYへの愛情がそうさせたのだろうか。
いや、私は他にSONYの商品を持っていない。
これは日本企業、さらには日本という国への私の愛国心によるものだったのだ。
日本男児は黙ってVAIOを使うべきだと思う。
カナダで生活している頃、スタバでMacBookを使う若者を見てはそんなことを考えていた。
でも何故、他の日本企業ではなくSONYだったのだろうか。
私のような二十代中頃の世代はSONYの全盛期を知らない。微かだが印象に残っているのはPS2やウォークマンくらいで、それよりも日本企業の失墜の代表として取り上げられることが多く、マイナスなイメージしかない。
業績が落ちているだけでなく、理系学生の就職したい企業ランキングなどでも順位が下がっているように、もうSONYは日本の誇りではなくなってしまったのだ。
しかし、だからこそなのかも知れない。
SONYは何となく特別なのだ。
ここに中二病精神が擽られてしまうのではないか。
私たちは現在のメインストリーム(Mac)ではなく、過去の英雄にこそ魅力を感じるのだ。
スタバでMacBook は無理
スタバでドヤ顔をしてMacbookを開くのが中二病臭いからという理由で他のメーカーを使うというのならそれは高二病や裏中二病と呼ばれるものだろう。
しかし私は中二病患者のプライドがあるからこそスタバでドヤ顔をしてMacbookを開くということがしたくないのだ。
理由はいたってシンプルで、スタバでMacBookを開くなんてミーハーすぎるのだ。
特にサブカル系中二病患者はそこを気にする。邪気眼系も、DQN系も好んでミーハーな方向に走ろうとはしない。
いつだってそうだった。
クラスメイトがオリコンのヒットチャートの話をしているとき、私はマイナーバンドや、解散したバンドの素晴らしさをドヤ顔で語ってきたのだ。
大衆的であることを異常に意識してしまうということこそ、中二病の一つの特徴であると考える。(スタバでMacBookなんてミーハーすぎるぜ!)
同時に、自分が良いと思ったものを簡単に崇拝し、それに触れることにより周囲より優越した気分に陥る。(スタバでMacBook使ってる俺カッコいい!)
このように、中二病と簡単にまとめてカテゴライズしてしまいがちだが、中二病精神という根底の部分では共通していても、真逆の行動として表れることもあるのだ。
しかし、後者は「ドヤ顔してスタバでMacBook開いてるやつ痛いなー」という意見に触れたとき、簡単に手のひらを返す可能性が高い。これは、自分の中二病思想を支えるだけの経験・思想が身に付いてないからであり(身に付いていたら本当の意味での中二病は卒業してしまっているとも言える)、この時期に世間のバッシングを受けると裏中二病という病に変わってしまうことが多い。
結局のところ、スタバでMacbookを開く中二病患者というのは前者の中二病(大二病)であり、それを叩いているのは裏中二病でしかない。
余談ではあるが、VAIOが家に届き、右手の封印を抑えきれなくなっていた数日後、SONYはVAIOの売却を発表した。
世は無情にして無常なのだ。
こうして、人は少しづつ大人になっていくのだろう・・・。
そんなことを思いながら寂れた喫茶店にてVAIOを開く俺かっこいい。
KKK
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